趣味として始めたレザークラフトが、人生の楽しみに。
レザークラフトの公募展『ILCE』(International Leather Craft Exhibition in Tokyo)で受賞した生徒様の作品をご紹介します。
教室から生まれた、多彩なクラフターたちの活躍をご覧ください。
ILCE 受賞作品
2024年 4th ILCE

服飾 カービング有り 部門
第三位
作品タイトル 芽吹き
フィリグリーで、革がしなやかになり、和服に仕立てることが出来ました。着物は大柄に、帯は小さな柄で手先と垂先は亀甲にジオメトリックで和を意識してデザインしています。スエードで着物を仕立てることは挑戦でした。
Yさん 高等科卒業生

服飾 カービング無し 部門
第三位
作品タイトル 和と革の融合
伝統的なつまみ細工を革で作ることにより、日本独自の緻密さと革の力強さを融合させた。柔らかく薄い革を選び、つまみ細工の作り方はそのまま和を損なわないように心掛けた。革製品の表現の幅を広げたかった。
Nさん 基礎科在籍中
2023年 3rd ILCE

バッグ カービング無し 部門
第三位
作品タイトル HANA-KAGA(花芽)
本作品は冬の寒さに耐えながら春を待つ花芽をイメージし、バッグとして革と糸だけを使い仕立てました。革には染色やシボ入れ加工を施しました。収納部と持ち手は取り外せ、ポケットが外周に12箇所あります。
Tさん 高等科科在籍中
2022年 2nd ILCE

バッグ カービング無し 部門
第一位
クラフト社賞
作品タイトル HANA – tsubomi
HANA-tsubomi 花のつぼみをイメージし、バッグの作品を作成しました。外装は手染めしたヌメ革を、内装はスエードを使い、金具は使わず革と糸で作り上げました。
Tさん 高等科科在籍中

バッグ カービング無し 部門
努力賞
作品タイトル ビーズの小花トートバッグ
シルバーとゴールドのビーズを縫い付けて小花にました。ビーズの穴が小さく針が使ずに苦労しました。バッグの両端を低くすることによって、肩から下げたままでも中に入っているお財布等が取り易いデザインです。
Aさん 高等科科在籍中
ILCE(International Leather Craft Exhibition in Tokyo)とは
ILCEは、日本最大級のレザークラフト作品コンテストです。
プロ・アマチュアを問わず、日本各地や海外からもクラフターが参加し、
技術・創造性・革の魅力を活かした表現力が評価されます。
✅ 技術とデザイン性を競う、革の公募展
✅ 審査員は国内外の一流レザークラフト専門家
✅ 受賞作品はクラフターとしての成長の証・キャリア形成にもつながる場

生徒さんたちの、その先へ。
学んだその先に、それぞれの物語が始まっている。
教室での学びを経て、さらに羽ばたいていく生徒さんたちもいます。
革の魅力に惹かれ、ものづくりに夢中になる中で、
自宅に小さな工房を構えて教室を開いた方、
カルチャースクールで講師として活動を始めた方など、
“教える”という新たな喜びを見つけた方もいらっしゃいます。
また、ハンドメイドマーケットに出品したり、
インターネットを通じて自分のブランドを立ち上げたり、
作品を届けることで、新たなつながりや感動を手にしている方もいます。
「趣味で始めたことが、いつの間にか人生を豊かに彩る存在になっていた」
そんな声を耳にするたびに、クラフトの力の大きさをあらためて感じさせられます。
誰かの「やってみたい」が、ひとつの道になっていく――
レザークラフトには、そんな力があります。