TOP革のメンテナンス

皮革の特性

皮革は、長期間放置すると硬化する傾向があります。

硬化すると、製品としての美しさや機能性が損なわれるのみならず、
最悪の場合 ひび割れて使用できなくなってしまいます。

また、高湿度や汚れによって、カビが発生することがあります。

皮革の製造過程でカビの原因となる有機物は取り除かれているので、
主なカビの原因は製品になった後に付着した汚れなのです。

皮革のメンテナンス ( 皮革全般 ヌメ革の場合 )

ここでは 一般的な 皮革( ヌメ革 ) のメンテナンスを ご紹介いたしますが

それぞれの皮革製品の仕上げ方により メンテナンス方法も異なりますので

お試しされる方は 自己責任のもとで ご参考下さるよう お願いいたします。


丈夫で長持ちする皮革ですが、簡単に傷がつきやすく、

水や雨に濡れるとシミになりやすい という欠点もあります。

長く付き合え、経年変化を楽しめるのが皮革の魅力ですので、

お手入れはしっかりと行う必要があります。

皮革製品はとてもデリケートなのでメンテナンスが必須なのです。



革の柔らかさを維持するため、保革油(保革剤)を塗ることを おすすめいたします。

保革用の塗り物には様々ありますが、製品に適した塗り物を用いないと、

染みや劣化の原因ともなりますので、注意してください。

また、保革油を塗る前に汚れを落とさないと、染みや劣化の原因となることもあるので、

ブラシや布で 軽く擦り、よく汚れを落としてから塗ってください。

スエードやヌバックなど起毛革には、専用の洗浄剤やクリーナー、スエードブラシを用いてください。

スエードブラシには、細い真鍮の針金が使われていて、起毛革を毛羽立たせる効果があります。

ただし、起毛革以外に使うと傷の原因ともなりますので、注意が必要です。

カビ対策におきましても 日頃から表面をきれいにすることが 

保存性を高めるのに 一番の効果をもたらせます。


多くの製品は、汚れ落としのためにベンジンなどの有機溶剤を使用すると、

その膜が損傷することがあるため 使用の際は注意が必要です。

革の構成要素であるコラーゲンはタンパク質の一種であり、熱で変性して強度や柔軟性を失いますので、

濡れた皮革製品を乾かす目的で火の近くに置くのは避けてください。


皮革のメンテナンス ( Soul Leather 革魂 作品の場合 )

Soul Leather 革魂 作品の場合に限りますが

最終工程で 十分な仕上げ剤を塗布しておりますので

柔らかいウエスで 軽く拭いておくだけで 使い始めから数年間は

上記のようなメンテナンスは 通常使用の場合 基本的に必要ありません。

日焼けについてですが

ヌメ革は 部屋の中に置いといても 徐々に反応して日焼けするほどデリケートな革です。

使っていくうちに日焼けして色が変化していくのは避けられませんし、

それがヌメ革のよさの一つでもあります。


しかし、色が薄めの白に近い色目の革だと、汚れが目立ちやすくなりがちです。

そのような場合は、新しく使い始める際、下ろし方のテクニックとして

あえて使う前に、2、3日 太陽光に当てて、全体的に日焼けさせてから使うという手もあります。

革も もともとは皮ですので 人間の皮膚 同様に 簡単に日焼けします。



ヌメ革の最大の醍醐味は、何といっても美しい経年変化が楽しめることでしょう。

日光で日焼けしたり、手の脂がしみ込むことで、美しい飴色に輝き変化していくのです。

また、汚れやシミを無理に取ろうとすると、かえって悪化させてしまうこともままあることなので、

それらも含めてヌメ革の「味」だと思って、大切に育てながら使っていくのも、

ヌメ革の醍醐味だと思うのもいいのではないでしょうか。

傷も 汚れも 想い出にし、

長い年月使い込んで、世界に一つしかない 貴方だけの風合い、色合いに育て上げれば、

作品の風格も 増す事でしょう。

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